「時という日輪の馬は、目に見えぬ霊に鞭に打たれたように、
われらの運命の軽車を引いていく。
雄々しく覚悟を決めて手綱をしかとり、右に左に、ここの石、
落馬を避けて、車を御して行くより他ない。
どこへ行くか、誰が知ろう。どこから来たか、誰も覚えてはいないのだ」
ヨハン・ウオルフガング・フォン・ゲーテ
われらの運命の軽車を引いていく。
雄々しく覚悟を決めて手綱をしかとり、右に左に、ここの石、
落馬を避けて、車を御して行くより他ない。
どこへ行くか、誰が知ろう。どこから来たか、誰も覚えてはいないのだ」
ヨハン・ウオルフガング・フォン・ゲーテ
イエナのゲーテとシラー
Wie von unsichtbaren Geistern gepeitscht,
gehen die Sonnenpferde der Zeit mit unsers Schicksals leichtem Wagen durch;
und uns bleibt nichts, als mutig gefaßt die Zügel festzuhalten, und bald rechts, bald links, vom Steine hier, vom Sturze da,
die Räder wegzulenken. Wohin es geht, wer weiß es? Erinnert er sich doch kaum, woher er kam.
Johann Wolfgang von Goethe
Quelle: Goethe, Egmont, 1788. 2. Akt, Egmont zum Sekretär
<eng -from The Harvard Classics. 1909–14>
As if goaded by invisible spirits, the sun-steeds of time bear onward the light car of our destiny; and nothing remains for us but, with calm self-possession, firmly to grasp the reins, and now right, now left, to steer the wheels here from the precipice and there from the rock. Whither he is hasting, who knows? Does any one consider whence he came?
日輪は太陽のことですね。
ゲーテ作「エグモント」2幕でエグモントが秘書に語る言葉。
「詩と真実」でも終わりに使用されています。
ドイツ文学者高橋健二氏の訳だったと思います。
太陽が、鞭に打たれる、とか、馬にひかれていくという
イメージとなり、あまり好きな詩ではないのですが、
占星術的教訓で印象に残る詩です。
ゲーテも、太陽を邪魔する星の影響を感じていたのではと思います
彼の出生図にはそれが描き出されています。
ゲーテ作「エグモント」2幕でエグモントが秘書に語る言葉。
「詩と真実」でも終わりに使用されています。
ドイツ文学者高橋健二氏の訳だったと思います。
太陽が、鞭に打たれる、とか、馬にひかれていくという
イメージとなり、あまり好きな詩ではないのですが、
占星術的教訓で印象に残る詩です。
ゲーテも、太陽を邪魔する星の影響を感じていたのではと思います
彼の出生図にはそれが描き出されています。