2022年9月4日日曜日

Autumn Equinox 秋分点の振り返りー他者の心身のケアをするセラピストこそ、心身のセラピーが必要

 ♢Autumn Equinox 秋分点が現代生活に意味するもの

ー太陽光の量、松果体、動植物・生命体の儀式、副腎皮質ホルモン、デトックスー

 北半球の夏のエネルギーも終わりつつあります










 自然界の生命サイクルにおける重要なポイントである

 秋分点は 2022 年 9 月 22 日木曜日(10時4分)にやってきます。

 日の出の位置も、今から真東にちかづき、軌道の高度も低くなります。

 太陽が真南の位置にくる際の地面との角度は、

 夏至78度、春分秋分は55度、冬至は32度。

*9/22頃まで、今後の運気の飛躍の鍵があることを先の投稿で書きましたが、

今年は、秋分と全く重なっているので驚きました。


 明らかに、太陽は直接的に地球に影響を与えています、

 太陽からは、熱、光、宇宙(放射)線、実際に磁気が発生し

 太陽の重力は言うまでもなく、月と組み合わさって潮汐やすべての生物を引き寄せ、

 特に光の量は、私達の、肉体・細胞のエネルギーのみならず、

 わたしたちの意識に明白に影響を与え、

 時に、「繁栄」や「欠乏」を感じさせます。


葡萄は、果実が実り、外気温を感知し、

糖度がこれ以上は上がらないと判断したと同時に、光合成をやめます。



あれほど初夏に輝いていた美しい緑色の葉には、

黄色のまだらができ、最後に赤、そして夕日に映える黄金の輝きを見せたあと、

茶色となり枯れていきます。

これら葉緑体、クロロフィル、ミトコンドリアの素晴らしい活動は、結実した実にすべて

のエネルギーが移行したということです。


モナーク蝶(Monarch Butterfly:オオカバマダラ)は、

この時期、脳内にある太陽コンパスと感光性の磁気センサーをたよりに、カナダから越冬するためにメキシコに数百万匹が大移動します。

この繰り返しに数世代かけて移動するのですが、

なぜ親以上の世代が安住していた土地への記憶にもっているのか、

まだ解明されないことの多い、あのレイチェル・カーソンの愛した魅惑的な蝶です。

これら大きな生命の儀式・イベントは、この秋に行われ

夜に渡る鳥たちは星を、昼に渡る鳥たちは太陽を目印にします。


光や温度の変化を通じて、今は、動植物の活動にも大きな変化、サイクルがみられるとき。


9/22昼と夜の長さは同じになり、これを境に、

光、日照時間が少しずつ短くなっていきます

わたしたち人間も、

網膜から入った外界の光刺激は、

体内時計(生物時計・視交叉上核)を経て松果体に達します。

それによって睡眠にかかわるメラトニンが影響を受けますが、それだけでなく

生体のホルモンの分泌全体に影響があり、気分、体調に直結します。

夏の間、活動しすぎて副腎皮質ホルモン(糖質コルチコイド、コルチゾール)を使い過ぎて、

そのホルモン分泌が減ってくれば、ストレス抑制軽減がうまくいかなくなり、

疲労が取れなくなることも出てきます。副腎疲労ですね。

それは、この時期の太陽の日照量の変動も大きなきっかけとなるかもしれません。

自然界と同じように、人の生活にも、太陽の影響によって、

成長、収穫、死、再生のサイクル(夏、秋、冬、春)があり、

戸外の空気、気温、自分の気分に、体調に現れてくる変化から、

この時期は、太陽光、日照、が、わたしちの心身に繁栄と恵みを与えてくれることを振り返り、

その有難さを感じ、それが未来にも、続いていくことを願い、

そして感謝するたいせつな機会と言えるでしょう。

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冬至まで少しずつ減少する太陽光に感謝する日として、

・9/22秋分の日  皇室で執り行われるのが、

秋季皇霊祭(天皇家のご先祖祭)

秋季神殿祭(神殿で行われる神恩感謝の祭典)

一般の参賀はなく、皇居で粛々と執り行われるとのこと。

伊勢神宮では

・10/15-17 神嘗祭(由貴大御饌ゆきのおおみけー神々に限りなく貴いお食事をお供えする)

・11/23  新嘗祭 (すべての神々に収穫を感謝される)

大事な祭典儀式があります

光が減少していくからこそ、その光の恵みに感謝をするということなのですね

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私達は、春から忙しく駆け回り、いろいろな問題にぶつかりながら、夏を終えると

いつのまにか、ことしも大半があっというまに過ぎたと、多少なりとも、

焦りやネガティブな気分になるときがあります。

すなわち、出来事の量と、その成果を無意識に算段して、パフォーマンスが十分であったか、まだまだなのか、

時間の割に充実(繁栄・満足)したのか、そうではなかった(欠乏・不満足)のかを

無意識に感じる生き物です。社会が経済合理性で動いている分、自らもそれにあてはめて

かんがえるがゆえ、決して成果/時間では測れない貴重な経験をしたとしても、

外界の環境に気分が左右されてしまうもの。

今年も残り、4分の1。着実に太陽光の量は弱まっていき、光の量は、私たちの網膜から、

松果体を通じて、体全体のホルモン分泌に影響し、それは生活のストレスに重なるかのように、

気分は、不安定になりやすくなり、そして「あきらめ」も出やすくなります


しかしながら、人は、自分の道をしっかりとあゆむべき。

外界、周囲の環境に、気分や感情、目標まで振り回される必要は、本来ないはずです。


引き続き、年末まで充実して進むことができるかどうか、

光のエネルギーを十分吸収できる状態か、

心身の疲労をふりかえってみたいものです。

この秋分を境に、すこし配慮が必要になってくる時期とも言えるでしょう。

和める時間、だれかにゆっくり相談する時間、

そういうものを大切にすべきとき。


そして、自律神経を整え、内臓疲労を回復するような食事への改善、そして毒素のデトックスで

消化酵素、代謝酵素の働きを高めるこころみも、この時期にふさわしいものです。

多くの水を飲み、体を冷やさないこと、

免疫にかかわる腸内細菌を配慮して、腸に良い食事、腸を温めることも大事です。

それは気分、感情、思考にも大いに影響力をもたらすからです。


自分の体をいちばん、たいせつに思ってくれる人は、自分しかいません。

ケアをする、体の声に耳を傾けて、そして対話する時間を作る

周囲の誘惑をよそに、自分の「和み」「凪ぎ」のひとときを作ることがたいせつ。

価値観の合わないことに時間を使わないこと、不要なものは自分の時間に取り入れない。


それもデトックスです。


1週間のなかで、和める居場所の確保とともに、ぜひ考慮すべきことだと思います。


身体のクレンジング・デトックス


わずかな光でも、部屋の奥まで十分に照らすように、部屋のおそうじが必要なのは明らかですが、

それとおなじように、身体のクレンジング・デトックスが進んでいるといないとでは

同じ量と質の食事を摂るにしても、それを取り込む力と器に差が出ること

すなわち、栄養の「消化、分解、吸収、排出」に、大きな差が出ることは明白です。

私達は、消化、分解、吸収、排出のサイクルを表す代謝ができているかどうか、が

すべてです。

不要物の排出のできないものに、あたらしいものは、吸収されません。

細胞、血液、リンパ腺、これらの中が老廃物でよどみ、流れが滞っていると、

運気が滞るのも当然のことでしょう。

まず内臓の状態が、顔に出て、声、使う言葉、そしてその人からでる「気」にも表れます。

自己像、他己像ともに、ぼんやりして、深い霧のかかった状態です。

食事の質量を考えること、春から夏の間、食べ過ぎた方は、今、

無理のないファスティングを試みることもよいかもしれません。


他者の心身のケアをするセラピスト・カウンセラーこそ、心身のセラピーが必要

本当のセラピストなら、常に自問していることでしょう、自分の心身に傾聴できているのが大前提。

これについては、さまざまな解決への対策を考慮しなければならない、

何ページ割いてもその本質としての重要性は書き切れません


自分の生命サイクルの、次の段階、再生へ、

新しいシーズンに向けての自分自身 の精神的、肉体的準備。

準備の段階から、すでに運気は形成されていきます。


秋分点は、様々なメッセージを与えてくれる機会、

少し、涼しくなって過ごしやすくなったからこそ、立ちどまって、

生命活動、仕事、人間関係の「サイクル」と「バランス」を考えて、

エネルギーのベクトル、慎重に進む方向を再考し、改善実践する時期です





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