のかをホロスコープで知ることができます。
そのうちのひとつに、相性があります。
その2人の内面の気持ちが、おのおの人生の中で強く形成されていれば、
またそれが、同じ周波数の美意識、愛、調和であれば、
外界で初めて出会っても、その2人は、強く惹かれ合うものです。
作曲家ワーグナーと、パトロンのルートヴィヒ・バイエルン国王の関係もそうでした。
若き国王が即位と同時に、自分の内面の美の、体現者であったワーグナーを
国費で呼び寄せ、援助したのは有名な話です。

2人とも互いに、熱情をもって、芸術上の交流を深めました。
この2人は、愛、美、調和を体現するエネルギー(Input)と
それを相手に求めるエネルギー(Output)の、2つの集約ポイントが、
180度で向き合っています。
90度よりも強くはないですが、
はっきりと相手が自分を求め相手も自分を求めていることが、
初対面、いや会う前から感じていたことがわかります。
そもそも、ワーグナーの出生図の素晴らしさは、
愛、美、調和を体現し、また他者にそれを求めるエネルギー(感受点A)が、
牡牛座21度付近。
そこに、運命軸や、霊感にかかわる星が強く、かかわっていることです。
彼の肉体、メンタル体、そしてアストラル体に宿るエネルギーは、
完全に魂・使命から出てものというのが、はっきりと出生図でわかります。
彼の楽曲になじみのある方なら、さもありなんというところでしょう。
かたや国王ルートヴィヒは、
感受点Aも、蠍18度ワーグナーの感受点Aと180度だけでなく、
使命が、そもそも蠍21度付近でした。
美と調和を、内で感受して、外に表現するエネルギーが向き合っており、
片方は、それを使命としていました。
しかし180度はその調和に、対立を内包しているので注意。
あくまで、エネルギーはエネルギー、
形で一体化できないと続きません。
国王は、使命は持っていましたが、
現実には、国家の「経営」とのバランスで上手くいきませんでした。
またワーグナーとも別離が待っていました。
これは映画にもなった有名な話ですから多くの方は御存じですね。