2019年11月26日火曜日
他者に自分を見る、鏡に映し出すが如く~No1 アラン・ドロンAlain Delonとロミー・シュナイダーRomy Schneider
昔のフランスの映画スター、
アラン・ドロンAlain Delonとロミー・シュナイダーRomy Schneiderの
2人の出生図は興味深いものです。
人には、愛、美意識、調和をオーラとして身体にまとい、体現するエネルギーと
それを相手に求めるエネルギーと、2つのポイントがありますが、
その2つの集約ポイントによって
そのひとが、他者と「愛、美と、和合」を形成するエネルギーがいかなるものかを
出生図からみることができます。
それを相手と照合して、いわゆる「相性」というものをみることができます。
前者は、培うという意味で、美意識・愛・調和のエネルギーを自らにどれだけ宿さえているか、「input」ですね。
後者は、それを。社会とのかかわりで、他者に表現する、他者の内面、外面に求めていく「Output」になります。
人は、この2つの作業が人生でどれだけ果たせるかで、満足感、充足感につながってくるものと思います。
*これは金星や、単体の惑星、ハウスなどからで見るという、
いわゆる西洋占星術の簡易なものではないので、方法詳細は伏せますが、
美や調和にかかわる重要な星というのは、はっきり存在し、それら複数の星から
算出します。
その集約ポイントが前者(ドロン)が山羊座8度付近、後者(シュナイダー)がてんびん座13度付近で90度で、
強い惹きあい、むすびつきを見せています。
特に後者のほうが、前者に真剣に慈しみを与えるような形になっています。
ドロンは、シュナイダーにたいして太陽が深く関わっていないのため、関係としては、
長くは続かなかったようですね。
ドロンの上記のポイントに太陽がかかわると、山羊座の0度付近になり、
「顕現力」が強くなり、まさに、デビューしてまもないころからスターといわれた
天性の俳優としての力は、
愛、美、調和をカメラの前で体現し、共演者、監督にそれを求める、
「芸術作品」を創り上げるエネルギーを生まれ持った人だからこそ、であったということが出生図からもわかります。
ともかく、他人である、2人の人間が惹きあう、惹かれあうというのは、
鏡の中の自分を見るような感じですね。
しばしば相互に自分と違うものをもっていて、ミステリアスに感じ、惹かれるといわれますが
やはり美的センス、調和の感覚、美や愛の求め方が、
よく似ているからこそ、たがいの情熱のエネルギーが増幅する、といえると思います。
エネルギーがたやさず燃やすには、たがいに努力が必要です。
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