「天賦の才を持つ者は、たいていは地上を見渡す高みへとたやすく駆け昇るものではなく
どうすればそれは解決するのでしょうか?
2025年に入り、この時代の転換期に、仕事や人間関係が行き詰まったり、今までのやり方が通用しなくなったり、同じミスが続いたり、そこからなかなか抜けだせない事が
地球全体で生じていることです。でもこれは、大なり小なり使命を持ち、
そして顕在および潜在能力を持つ人間が、自分らしく成長していく過程で経験し、
一歩ずつ乗り越えていく、必然の流れと言えます。
今までと同じやり方、同じマインド、同じ技術、同じ関係性では、ものごとが解決
好転しなくなっている事象が、わたしたちの目の前に展開しています。
今まで放置されていたひずみ、不平不満、矛盾も、今はもう噴火のエネルギーになりつつあります。
いえ、むしろ、これを放置していると、今までと真逆のことが起きて
準備していない人には打撃をこうむってしまう可能性もあるくらいの時代の変革期です。
簡単に結論を言ってしまえば、以下の3つがあります
①人間には恒常性バイアスがあるので危機、危険への初期対応が遅れる
②人間には欲へ執着、自己への過信、経験の過信からくる、自己保身のために
希望的観測をもち、危険な現状を放置し、時間を無駄にし、失敗パターンの繰り返しで被害が拡大する
③解決には、既存既得のものへの執着を捨て、失敗や現状をすべて受け入れ、
自分を許す事、その上で新しい視野、の上での新しいやり方を模索して、現象に取り組むこと
(それは過去に習得、経験した技術でも自分が使わず放置したものに、新たに取り組むことも含む)
その土台に、かならず利他を考え、エネルギーの等価交換のある行動パターンを取ること。
我欲の行動パターンだけではいつかわざわいに巻き込まれてしまいます。
それにより、自分のエネルギーの放射で新しい価値を生みだす事、新しい関係性をつくることで、既存のものへの視野や取り組みも改善できること。
これらは貴方の新しい、実は元来の、本来の使命に繋がっていること。
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①わざわいに巻き込まれ、スランプにおちいったりする理由「人間には恒常性バイアスがあるから」
人間は、大丈夫だよ、何とかなるの甘い蜜にすがり、行動パターンをなかなか変えることができないものです。
いつもと同じでかわらないはずだという、自分の本能を安心させる恒常性を求める認知バイアスは
凍り付き症候群を生みます。それは人が突然重大なストレスに直面したとき、
身心が凍り付いたように活動を停止してしまうことをいいます。
その退避行動の停止の持続時間は、ストレスの程度や、その人の特性などによって長短はありますが、
火事、噴火、地震、事件事故、津波のように一刻を争って、対処避難しなければならないときにこの一瞬の空白は致命的になります。
そういう事故の時に予想外に人間の退避行動が「遅くなること」が科学的データにでています。
でも誰かの鶴の一声「逃げろ」でみな我に返るものです。
わざわいを回避するために必要な知恵とは?
ちょとした異変に、違和感に、わざわいの兆しに、気づくこと。
気付いたら行動をふりかえること、いったん守りの手段をとること。
そのために。他人の声を素直に聞く。占星術家は星に聞く。が大切です。
自分や家族の体調もそう。あれ?いつもより鼻声? 声に元気がない、足取りが重そう。
それを察知したら、早く帰って休む、暖かくして寝る、体温を測るなどの行動をすみやかに
取りたいですね。
何かを一口したときに、味が変?匂いが変、あれちょい生臭い、とかでいったんそれを食べないようにすることも身をまもる方法です。一歩撤退する。
こういう時、事前に察知して、回避行動をとることも、星の規則的な運行がわかる占星術の大きな役目です。
♢出生図チャートの複数ある自分の危険なポイントに、一例では土星以降のトランスサタニアン(天、海、冥王星)やそのミッドポイントがかかっていたら、その時期は、自分に免疫、抵抗力、柔軟に回避する知的行動が備わっていなければ、人間は本能のままに動いてしまい、危険な状態に身をおいたまま、被害を拡大しがちです。
それは、いままでの状態、「行動パターン」が居心地がよければ、
そこから抜け出すことが本能的に「めんどくさい」「嫌だ」「楽したい」と思い、
なかなは人は抜けだそうとしません。
しかし、それが上手くいかないのなら、幾度か失敗したのなら、何か違和感を感じるのなら
「行動パターン」とそのもとになっている「自己認知バイアス」と「自己確証バイアス」を土台から、疑ってみなければなりません。
時代の転換期に、自分の身のまわりで、まったく新しい現実が起きている、
おきつつあるので、それに身体が先に異変を生じ、感覚器官でわたしたちに、
すでに、事前に知らせてくれる場合がおおいのです。
それに耳を、こころを、傾けていますか?
②わざわいに巻き込まれ、スランプにおちいったりする理由
「人間には欲へ執着、自己への過信、経験の過信からくる淡い期待を抱くから」
いつも全力で、フルスロットルで、テンションマックスでやっていてると、
精神も体も負担がかかり、怪我しやすくなります。
それでも自分には成功経験の積み重ねがあれば、今度も大丈夫できる!という
「欲へ執着」「自己への過信」が生じています。
今までそれで成功してきたなら、成功してきたからこそ、その行動パターン変えられない、
かつての成功が重しに、そのひとの成長の妨げになってしまう場合があるのです。
そのため、同じような成功を繰り返してきた人が、今度は
同じような怪我、ミス、疲労、を繰り返すという不思議な事象がおき、
本人も、周囲も、あれ?あいつが何で?まさかどうして?という事が人生では起きます。
同じ負の結果が続行くと、「いや俺は大丈夫だ、俺はこんなはずではない」と
「彼はいままでも大丈夫だったから、今回も大丈夫だと、自他ともに
事象を正確に分析対処できなくなります。ダメな自分を受け入れたくないからこそ、
周囲もその彼が成功した経験を知っているからこそ、みんなが希望的観測にすがろうとします。
もうこの時点で事態は悪化している可能性が高いです。
それは前述のように、異変が起きているのに、
危険から身を守れない致命的な一撃を避けれない可能性があり非常に危険な状態。
それは、自分に起きていることを「受け入れられない自分」がすべて原因です。
③わざわい、スランプの解決にはどうすればいのでしょうか?
それは、自分が人生と生活で、仕事、他者、エネルギー交換をする対象、執着、執心する事物、献身する対象をひとつではなく、複数もつことが解決の一歩です。
まず自分自身に問いかけてみる、身近に相談できるひと、自分の師、アスリートならコーチ、監督に聞いてみることです。
(占星術なら星が注意喚起してくれるコーチです)
自分が執着しているやり方、成功してきた方法で、物事が、仕事が、人間関係が、経済生活が上手くいかなくなった場合、「別の方法」で目の前の問題が解決できないかどうか?
考えてみることが必要です。
同じやり方では解決しないことを認める勇気がまず必要です。
上手くいかない自分を受け入れ、許し、失敗の原因を楽なきもちで、
分析できることが必要です。
もしかしたら、そのフィールドとは別の分野に自分の戦場を、生活の糧となる仕事を移す必要のお知らせかもしれません。
自分が献身しているものが、注意を向けているものが、特定なものに偏っていないか?
その注意を向けているものの成長が見込めない、特定のビジネスの取引相手がいきずまっているのなら、新しい相手をみつけなくてはなりません。
そして新しい相手にふさわしい、必要とされる新しい自分にならなくてはなりません。
仕事内容、取引先、分析解決手法にひとつのやり方、こだわりすぎていないか、
それに頼り過ぎていないか?を見直すことは非常に大切です。
今までやってきたこと以外のものに目を向け、それを新規の仕事として、獲得するために、あらたな努力に取り組むと、もちろん、恐れや不安が生まれます。
相応の冷静な認知と判断に基いて、それを習慣化して取り組み続けることで、
自ずと不安は解消されてゆくものです。
不思議なことに、既存のやり方、既存の顧客、既存の分析に新しい視点、新しい余裕が生まれ、自分の心も強くなって自信が生じるはずです。
解決できずに見つけらなかった答えに気づき、
既存の存在と新しい関係性が生まれ、自然と問題が解決してゆくことがあります。
それは貴方の視野と思考に、深みと広がりができたために生まれた結果です。
もちろん、本能に負けた以前の習慣の延長線上のふつうの努力だけでは
解決しないでしょう。
しばしば、物事の解決は、自分が執着しているものの、外側に存在したりするものです。
自分の長年の、欲望に基く行動パターンでそれが目隠しされています。
現在のような、地球の転換期には、あらゆる人にそれが起きています。
♢長期的に上手くいく人と、上手く行っていない人では、我欲に基く行動パターンを見直せるかどうかに、大きな違いがあるでしょう。
多極化の時代では、自分ばかりが利の多い、我欲中心の行動では、その時は良くても、長期的には行き詰ります。
より直接的に、おたがいに同等に利益を享受し、エネルギーの等価交換ができる行動パターンに変えていくことができるかどうか、
新規に取り組むものに対して、新規の顧客に対して、利他の気持ちをより芯に据えた行動パターンにできるかどうかがカギとなります♢
新規の成功は、既存の事物、既存の顧客への見方も変えてくれます。
既存のものがよくなければ切り、良ければ関係性を保つ、それに依存する必要がなくなっていきます。
情けない事ですが、仕事がら、お客さん、他人の星には注意喚起してあげられても、
いざ自分の出生チャートには目もくれず、ある異変が起きてても大丈夫だろうと
行動パターンを変えずにミスしてからはじめて気付いた経験もわたしにもあります。
人間は、いつも、自分の事がいちばん見えているようで、いちばん見えていない矛盾を抱えた存在です。
献身というものは執着になり、執着する先のものは無限ではないからです。
複数の仕事、複数のスキル、様々な相談相手、さまざまな心のよりどころをもつことは、
執着でみえなくなる罠におちいらないために重要です。
上手くいかないのは、見えていないから。見えないのは、自分の執着が目隠しをしているから。
自分の能力の発揮分野が、実は他にもあること、これが人間のもつ可能性の素晴らしさです
チャネリングするも、そのメッセージが周波数が高いか低いかを見分けて、
相手に伝えなければなりません。自分の心身の周波数の低下は、それをアドバイスで伝える相手にも負担を与え、二次被害に拡大してしまうからです。
このように、わたしたちの心身は、エネルギーの通り道でもあるので
それに敏感でいたいものです。
常時そうだと疲れてしまうので、何か一日、週の特定の日や時間いに和む時間をつくって、瞑想を通じ、自分の感覚のケア、心身のケア、
自分のココロが明るい方を、生産的な方を向いているかを、
自然に感謝やおかげさまの気持ち、
他者へのいたわりや優しい声のトーンで話せているかなども
チェックする必要がありますね。
♢人間の、長期的な物心の幸せ、御利益は、かならず、本人の利他の行動の結果であり、
それがある人には天職でもあり、使命であるとも言えます。
占星術家は、出生図よりその配置を伝え、クライアントが自ら気づき、本気で、腹を据えて、覚悟をもって、
それに取り組めるてがかり、きっかけを与えられること、それも占星術家の「使命」でもあります♢